南谷桂子(パリ)[仏]オー・ド・マルゼルブ地区の賃貸マンションに住む人たち
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[仏]オー・ド・マルゼルブ地区の賃貸マンションに住む人たち

ソトコトの5月号で紹介したパリ17区のオー・ド・マルゼルブ地区に住む「大家と借家人」。6,7haものゆったりとした敷地内には22棟591世帯が住んでいる。白人を中心とするアパート所有者たちは、日頃HLMと呼ばれる定額所得者向け賃貸住宅に住む借家人たちの身勝手な行動に不満を募らせている。というのも彼らのほとんどが海外からの移民ファミリーで、中にはフランス語も満足に話すことも出来ずに意思の疎通もうまくいかない。そこで何とかお互いに歩み寄ろうと数年前から隣人祭りをとり入れてきた。状況は少しずつ改善されているものだとばかり思っていたら、先日、借家人組合のフィリップ・ブーランさんから連絡が来た。「今年の隣人祭りにいらっしゃいませんか?」

一年ぶりにお会いするブーランさんは持ち前のモーモアもギャグも健在。でもちょっと元気がない。「どうしたの?」と訪ねると大家さん組合と決裂して、今この地区では最悪な空気が流れているという。ブーランさんはれっきとした白人、移民たちをたばねている以上は彼らにも非を改めさせなければならない。そして健全な地域コミュニティの再生を目指そうと、両者の板ばさみになりながらも日夜奔走している。しかし今日は隣人祭りの日。借家人組合だけでも集まろうと声をかけたら実に大勢の人たちが来てくれた。子どもたちに囲まれている時のブーランさんの笑顔、習慣も言葉もまったく違う彼らではあるけれど、まるで自分のファミリーのように思っているブーランさんになぜか熱いものを感じた。

1 件のコメント »

  1. 日本でも近所付き合いは大変なご時勢。先日、板橋区の
    赤塚公園で日本を代表するDJ Kさんのファミリーパーティーには50名近くの方が集合してました。
    バーベキューと会話、そしてお友達になれた方もたくさんいました。フランスはみんなスノッブでうるさい人多いのでフィリップさんのことを尊敬します。
    がんばってくださいね。私も10月の14日から4日間連続でフランスでDJだー。文化の違うみんなと音楽というキーワードで交流してきマース。

    コメント by CAP — 2009 年 9 月 24 日 @ 4:37 PM

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